重度のうつ病は入院での治療で改善|適切な治療が最も大切

医者

心の病は周囲の理解が必要

医師達

抗うつ剤による治療

うつ病になった時の特徴は、考え方が常にマイナス思考になることです。誰でもマイナス思考に陥ることがありますが、うつ病の場合は思い当たる原因がないのに、不安になったり悲しんだりするのです。何をやっても自分はダメな人間だと思い込み、何をしてもムダだと考えてしまうのです。やる気が出ないというのも特徴で、前向きな努力というものをしなくなります。極端な例でいうと外出する気がなくなり、朝起きて顔を洗ったり、着替えをするのも面倒になり、布団から出られなくこともあるのです。怠ける気持ちと違うのは、うつ病の場合はやらなくちゃいけないという意識があるのにできないのです。仕事もできなくなって、自分はもうダメだという絶望感にとらわれ、最悪は自殺をしようとしたり自傷行為に走ったりするのです。怖いのはこれに慣れてしまって、何度でもやってしまうことです。こうなると入院して治療することになります。またうつ病の症状は精神的なものだけでなく、肉体的な症状も出るのです。身体のどこかがいつも痛かったりするのですが、特に頭痛が多いのです。普通の頭痛とは違うので鎮痛剤を飲んでも効かないのです。また胃腸の調子が悪くなるケースもあり、胃の痛みや吐き気、下痢や便秘を発症することもあります。この場合も胃腸薬を飲んでも効果はないのです。原因はまだハッキリしていないのですが、セロトニンやノルアドレナリンという成分が不足すると発症すると思われており、それらの成分を補う抗うつ剤が治療に利用されています。実際に効果がある人もいれば、効果が出ない人もいるのです。なぜセロトニンなどが不足するのかという研究が進められており、今後はこの原因がわかれば新たな治療薬が開発される可能性があります。

患者を追い込まないこと

入院している場合は看護師や医師などが対処してくれるので心配はありませんが、入院しないで通院治療している患者が周囲にいる場合、対応の仕方で注意することがあります。よく言われるのは、頑張ってなどという励ましの言葉は使わない方がいいということです。また、だらしがないとか、怠けているといった言葉も厳禁です。それらの言葉をかけられると患者が自分を追い込んでしまうのです。大事なのは、周囲がうつ病に対して理解を深めることです。そして患者との接し方を工夫することによって、症状を改善させることもできるのです。そのために大事なことは、ゆっくりと休ませてあげることです。工夫の仕方を間違って、気晴らしのために旅行へ連れて行ったりするとかえって負担をかけてしまうことになります。またうつ病の患者は周囲の人間には理解できない行動をすることがありますが、その時も怒ったりせずにやさしく見守ってあげることが必要です。入院させるぞなどと脅すようなことを言うと、症状を悪化させて本当に入院することになってしまいます。また通院する時には常に付き添って、医師から症状の経過などを教えてもらうことも必要です。薬なども患者が勝手にやめてしまうことがあるので、薬に対する疑問などを口に出さないことが大事です。逆に効果がある、効いているなどと良い方向へ語りかけると、進んで薬を飲むようになります。周囲の人間が何でこんな病気になったんだろうと悩むと、本人も悩んで落ち込みます。大事なのは普段と変わらない接し方をして、暖かく見守ることです。

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